それは、発達障がいがあると文章の行間を考えたり、登場人物の気持ちに共感する事が苦手だからです!
その理由を分かりやすく解説&どんな風に勉強したら良いかも伝授しますよ~
どうして物語が苦手なのか?
ここにはASD(自閉症スペクトラム障害)などの特性「コミュニケーション障害」と「イマジネーションの障害」が関係しています。
この様に、共感する事が難しいく行間を読む解くことが出来ないと、物語文を読んでも何を書いているかの理解が難しくなります。
簡単な文章は理解できたとしても問題で「登場人物はどんな風に感じたでしょう?」「あなたなら登場人物に声をかけるとしたら、どんな風な事を言いますか?」などの問題で、何を聞いているのか分からない!ということになってしまいます。
それは日常生活の中でも起きます
例えば、お友達と喧嘩をして「ごめんなさい」とその場で謝れてもお友達の気持ちを考えてそう言っている訳ではないので、また同じように喧嘩をしてしまったり、因果関係(自分がこれをしたからこうなった)という風に考える事が難しいので、叱られても理由の理解が難しく、ただ嫌な事を言われていると感じるお子さんも多いと思います。
「どうして伝わらないのだろう?」と感じた事はありませんか?
この脳の特性は、国語の問題より先に日常生活の困りごととして出てくることが多いですね
苦手の克服の仕方は?
成長と共に改善がみられる事もあると思いますが、ここでは国語の学習面からのアプローチをお伝えします。
【生徒さんには】
- 音読の時に感情を入れて読んでみよう(俳優さんになった気分で!国語の文章が難しかったら表情が分かる漫画で練習も良いよね)
- 文章中の気持ちが書いてある言葉に印をつけよう
- 日常生活で感動をいっぱいしよう
【保護者さんには】
- ↑の③と連動して、楽しかった事や悲しかった事を聞いてみる(なぜそうなったかの理由も聞いてみて)
- ↑の②と連動して、気持ちを表す言葉を一緒に選んでみよう
- 書き方のフォーマットを伝える(~だから△△な気持ちになったの様に)何度も練習すると上手になっていきます
この様に、お子さん一人で経験するのではなく一緒に感じ、それを声に出す練習をすることは国語のみならず日常生活でもとても有益です!
そして特性は様々です。ASDでない発達障がいでも、このような特性が現れる事はあります。そんな時はご活用ください(^^♪